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夫婦の会話も復活します!

|優雅な時間を過ごしてみませんか?|

カバー特集

posted by 日経REVIVE

澤田知可子さん夫妻の「 豪華クルーズ」GOOD LIFE
夫婦の会話も 復活します!
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posted by 日経REVIVE

2026年2月22日

新シニア世代のための
豪華客船を楽しむ方法

旅行とは文字通り「旅に行くこと」です。
通常の旅の移動は目的地に着くための手段ですが、豪華客船の旅は移動の手段そのものがすでに大きな楽しみです。
クルーズ歴10年以上の澤田ご夫妻に最高の楽しみ方を教えていただきました。

NAVIGATOR

澤田知可子さん

さわだ・ちかこ1987年『恋人と呼ばせて』でデビュー。1991年『会いたい』で全日本有線放送大賞受賞、NHK紅白歌合戦出場。2000年『21世紀に残す涙の名曲ベスト100』第1位。2022年作詞家、松井五郎をプロデューサーに迎えて、洋楽の日本語カバーアルバム【Vintage】【Vintage Ⅱ】を発表。夫の小野澤篤(おのざわ・あつし)はキーボード奏者、編曲家、作曲家、プロデューサー。澤田知可子と共に、「涙は心の処方箋」をテーマに歌セラピーコンサートを全国で展開中。

撮影/丸山剛由 取材・文/山本由樹(AMU) アートディレクション/本多康規(Cumu)

ゆったり、とにかくゆったり
時間を楽しむのが船旅の醍醐味です

大ヒット曲『会いたい』で知られる歌手の澤田知可子さんは、夫でキーボード奏者の小野澤篤さんと一緒に、全国でライブ活動をしています。中でも一番楽しみにしているのが、年に数回の豪華客船でのライブ。乗船してクルーズをしながらの数日間は、「最高にぜいたくなごほうびです」と澤田さん。

今回、ご夫妻も乗るのは初めてだというMITSUI OCEAN FUJI(以下三井オーシャンフジ)を体験していただきながら、阿部哲也ホテルゼネラルマネージャーと「初めてのクルーズの楽しみ方」について語り合っていただきました。

澤田 最初に乗った豪華客船の旅は、今でも忘れられない思い出です。あれから10数年経ってその後何度も乗りましたが、今でも鮮明に思い出せます。船ってもっと揺れるものだと思っていたんですが、ほとんど揺れを感じなくて。こんなに静かで快適なんだと驚きました。
小野澤 僕はとにかく食事がおいしくてびっくり。寄港地でその土地ならではの食材が入ってきて、すぐに振る舞ってくれたりすることも。それがおいしくておいしくて!うれしいよね。
澤田 利尻島に行った時だっけ、ウニが最高においしかった!
小野澤 おなかいっぱいなのに、夜食のウニ丼食べに行ったの覚えています。
澤田 船って勝手に揺れるから、いつの間にかおなかすいちゃうの(笑)。
阿部ホテルゼネラルマネージャー(以下、阿部)
食事を楽しみにしていらっしゃるお客さまが多うございますから、食事には特にこだわりをもって、ご提供するようにしています。当船にはダイニングやバー、ラウンジが7つありまして、スペシャルダイニング以外のダイニングと一部のメニューを除くお料理、約200種類のドリンクメニューに関しては、基本的には別料金なしでご提供申し上げております。
小野澤 200種類、飲み放題!
澤田 アルコールは別料金というところが多いですけど、この船はインクルーシブなんですね。
阿部 お乗りいただくその日には、お部屋にウエルカムドリンクもご用意しております。
澤田 ぜいたくですねえ。
小野澤 クルーズ中はデッキを散歩するだけで、楽しいよね。
澤田 2人で1時間くらい隅から隅まで歩きながら、ずっとおしゃべりしています。

夫婦でおしゃれもできるし
すてきに演出してくれる場所
―――澤田知可子


シンプルですが夫婦仲良く生きること。私たちも時にはけんかもしますが、おなかがすけば2人でおいしいものでも食べたりすると、いつの間にか何でけんかしていたのかさえ忘れて、笑っていますよ。


訪れたのはラグジュアリースイート。ウエルカムシャンパンが出迎えてくれた。

海を眺めているだけで、
ボーッとしていられる

小野澤 僕ら夫婦は日頃からとてもよく話すけど、普段は夫婦の会話があまりない方っていらっしゃるじゃないですか。でも船に乗っていると、夫婦の距離が縮まるというか、自然とおしゃべりする時間を作ってくれるんですよ。
澤田 夫婦でおしゃれもできるし、自分たちをすてきに演出してくれる場所だと思うんです。
小野澤 ドレスコードがあったりね。ずっと忙しく働いてきて、奥さんを「おい」としか呼ばなかった人が、ここに来ると名前で呼んでみたり(笑)。
澤田 晴れた日の夜はデッキで夜空を見上げると、逆に言葉を失います。海の真ん中で見る星空は本当にきれい。
小野澤 都会では見えない天の川の美しいこと!
澤田 夜空を見上げながら、もう一度新婚旅行を楽しんでほしいですね。
小野澤 普通の旅は、移動は手段であって目的じゃないじゃない? 船の旅は移動する時間そのものが、醍醐味。
澤田 何もしない時間をただ楽しむ。海を眺めているだけで、1時間でも2時間でもボーッとしていられるし、ゆったりと時間が過ぎていきます。
阿部 何もしないぜいたくな時間を過ごしていただけるのが、船旅の大きな魅力だと思います。朝からビール片手にジェットバスに入っていただくとか。
澤田 最高ですね(笑)。
小野澤 シニア以上の年齢になると、健康問題を抱えていらっしゃる方も多いですよね。
阿部 ドクターとナースもおりますので、ご乗船中は万全にサポートさせていただいて、安心と安全を念頭に準備しております。
澤田 私も屋久島に行った時に、具合が悪くなってお世話になりました。
小野澤 今日も脚の不自由な方がいらっしゃって、クルーのみなさんがとても丁寧にアテンドなさっていて、これはどんな施設よりも手厚いサービスだぞと、驚きましたね。
阿部 移動の難しい方も、寝ているだけで翌朝には寄港地に到着しますから、体力に自信がない方にこそおすすめですね。
澤田 初めて寄港するところでは、セレモニーで迎えてくれるのも感動しますよね。
小野澤 出港する時にはみんな手を振ってくれたり。昔は紙テープを陸側と船側で一緒に引っ張り合って、涙が出ました。
澤田 別れの場面を含めて、船旅には本当にドラマチックで、スローな旅の魅力がいっぱい詰まっていると思います。がんばってきたシニア世代には、自分へのごほうびに絶対おすすめですね。

ホテル ゼネラルマネージャー
阿部哲也さん
30年以上ホテル業界に従事し、昨年4月から同船に乗船。「笑顔でお迎えして、笑顔で帰っていただきたい」

クルーズの旅は移動する時間
そのものが、醍醐味
―――小野澤篤


大切なのは2人が同じ方向を目指して生きていること。夫婦2人のメオトコンサートはそれを実感できる大切な場。愛のハーモニーを奏でるためにも、本番前はけんかをしない「仲良しのプロ」です。


スペシャルダイニングの「北斎 FINE DINING」では三國清三シェフ監修のコース料理が味わえる。


POOL
プールサイドで太陽を浴びながらカクテルを

三井オーシャンフジにはプールとジェットバスが。日差しを浴びながら過ごしたり、スパで癒やされたりウェルネスも盛りだくさん。

ROOM
部屋にいる時間も最高の体験に

三井オーシャンフジは小型船で、すべての客室がオーシャンビュー。写真のラグジュアリースイートからの眺望も格別です。

STAGE
エンターテインメントもたくさんあります

メインステージでは様々なパフォーマンスが毎晩繰り広げられます。その他、カジノゲームや麻雀、将棋などを楽しむ場所も。

CUISINE
多彩なダイニングでお好きな料理を

「北斎 FINE DINING」は三國清三シェフ監修(別料金)。それ以外の3つのダイニングはすべて別料金なしで楽しむことができます。

MITSUI OCEAN FUJI

三井オーシャンフジは全長約200m、総トン数32,477トン、定員458人。アメリカのクルーズ船を取得して、改装し2024年12月就航。小型船のメリットを生かし、大型船では寄港できない観光地にも立ち寄れるのも魅力だ。https://www.mitsuioceancruises.com/fuji/


What's GOOD LIFE for you?
心のゆとりを取り戻す

  • 忙しい日常生活ではなかなか難しいけれど、クルーズは解き放たれた優雅な時間の中で、心のゆとりを取り戻せる旅。ふと我が人生捨てたもんじゃないなと、自己肯定感が上がりますよ。

この記事は、2026年2月22日発行の日経REVIVE3月号に掲載された内容です。

取材裏話

3月号「豪華クルーズ」澤田知可子さん

撮影はオーシャンフジが停泊中の晴海埠頭にて。晴天で潮風を感じる絶好の船旅日和でした。そういえば10代では修学旅行で新潟港から小樽港へ、20代では大学の合宿で竹芝桟橋から神津島へ船で行ったことがありました。今回は豪華客船ということもあり、まさに動くホテル。若い時とは違いゆったりと流れる時間を贅沢に楽しむ余裕があります。定年前後がコロナ禍で自分へのごほうび旅ができなかった方は、改めてクルーズ船の旅をしてみては?