走りにもスタイルにも 個性が光る
|冬こそオープンカー|
コラム
GOOD LIFE 総研
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60歳からのオープンカー選び 編
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2023年01月29日
小型オープン市場を開拓
マツダロードスター
「僕みたいにいきなりクラシックカーに行っちゃうのもオススメですが、今買える国産のオープンカーにもいい車があります」
これからオープンカーに乗ってみたいと考える新シニア世代のために、横山剣さんも乗ってみたい2車種を挙げてもらった。
「マツダロードスターはなによりデザインがカッコいいんです。僕もレンタカーで借りて、友人とツーリングしたことがあります。屋根も電動で開くし、運転も楽しい。本気で欲しくなりました」
マツダロードスターは1989年に初代(NA型)が発売。世界中で人気を博し、小型オープンカー市場を切り開いた名車だ。ツーシーター(定員2人)の軽量なボディーを1.6リットルの小さなエンジンで後輪を駆動させ、車を操る楽しさを感じさせてくれるスポーツカーだ。その走りは「人馬一体」というマツダロードスターに一貫して流れるテーマそのもので、現在の4代目(ND型)にも受け継がれている不滅のDNAだ。
軽自動車でミッドシップ
ホンダS660
「うちのご近所さんでこの車に乗っている人がいて、そのうち乗せてくださいって頼んでるんです」
横山さんが心引かれるもう1台はホンダS660だ。軽自動車の規格ながら、エンジンを運転席の後ろに搭載(ミッドシップ)し後輪を駆動させる、レーシングカーのような配置を採用している。
1991年に登場した軽自動車ミッドシップの先駆け、ホンダビートの流れをくむS660。その車名はホンダの原点とも言うべきS500を想起させる。分かりやすく言えば、ホンダの名車の系譜に連なるオープンカーなのだ。
難点は屋根のほろを収納すると、荷物を載せるスペースがなくなること。車というよりバイクに近い。
残念ながら昨年3月で生産は中止されてしまったが、中古車市場では豊富に見つけられる。軽自動車なので維持費が安いというのも、グッドライフの味方だ。
参考:マツダロードスター公式サイト、ホンダS660公式サイト
コラム内で紹介しているオープンカー
4代目のNDロードスター
「人馬一体」の原点に立ち返り、軽量化を図った。軽い車体を思うままに操れば、気分はもう風になったように自由だ。
惜しまれながら生産中止になったS660
ソフトトップの屋根は手動で脱着し、荷物は助手席に載せる。その割り切りが良くも悪くもS660の魅力だ。