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甲斐よしひろが選ぶロックアルバム 編

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2023年04月23日

改めて聴いてほしい
ロックアルバム11枚

 「長いロックの歴史からベストアルバム10枚を選ぶって、それは通常不可能なんですが、もう一度ロックに返るために聴いてほしいアルバムを無理して選んでみました。『歌は一瞬にしてあの頃に戻る』ので、聴いてみると青春時代の思い出がよみがえると思う」と甲斐よしひろさん。ロックの黄金時代だった1960年代から80年代を中心とした名作ばかりだ。ジャンルも網羅されているので、好きなアルバムを見つけて深掘りしてほしい。50代以上の方なら、懐かしい曲に再会できるはず。

ROCK ALBUM BEST 10
SELECTIED BY
KAI YOSHIHIRO

No.1「ラム」ポール・マッカートニー
1970年のビートルズ解散後、P・マッカートニーはソロで作品を発表。この「ラム」は1971年にリリースされた傑作。妻のリンダがバックコーラスで参加。

No.2「クリムゾン・キングの宮殿」キング・クリムゾン
1969年に発表されたプログレッシブ・ロックの名作。「21世紀のスキッツォイド・マン」や「ムーンチャイルド」はジャンルを超えてロック史に名を刻んでいる。

No.3 「ブラック・アンド・ブルー」ローリング・ストーンズ
1962年の結成以来、今も現役で活動を続けるローリング・ストーンズ。このアルバムではファンクやレゲエなど、さまざまな曲を楽しめる。1976年の作品。

No.4「ハートに火をつけて」ドアーズ
1967年発表のロック史に残る名盤。ボーカルのジム・モリソンのカリスマ的生き方が、ベトナム戦争の反戦の時代とあいまって若者たちに大きな影響を与えた。

No.5「コスモズ・ファクトリー」クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
わずか5年間ほどの活動期間で解散してしまったCCRが残した1970年のアルバム。サザンロックのバンドだが、メンバーはカリフォルニア出身だった。

No.6「魂の叫び」U2
同名のライブ映画のサウンドトラックだが、ライブアルバムとしても傑作。1987年の「ヨシュア・トゥリー」の曲に加え、ビートルズなどのカバーも素晴らしい。

No.7「シンクロニシティー」ポリス
1983年リリースのこの作品でポリスは解散してしまうが、「見つめていたい」などミュージックビデオブームにも乗って、大ヒットを記録した。

No.8「ピーター・ガブリエルⅢ」ピーター・ガブリエル
英国のバンド、ジェネシスをやめてソロ活動の3枚目のアルバムで、1980年リリース。ゲートリバーブというドラムのエフェクトを生んだ作品でもある。

No.9「アヴァロン」ロキシー・ミュージック
80年代ブリティッシュロック、ニューウエーブの記念碑的作品。「夜に抱かれて」「アヴァロン」など、ブライアン・フェリーの美しい声と美学を堪能できる。

No.10 「ザ・リバー」ブルース・スプリングスティーン
ブルース・スプリングスティーンのパワフルなロックンロールが文句なく楽しい。「ハングリー・ハート」はブルースにとって初めての全米トップ10ヒット。

No.10「サディスティック・ミカ・バンド」サディスティック・ミカ・バンド
ベスト10に1枚追加してくれたのは、日本のロック史に輝くこのバンド。先日他界した高橋幸宏のドラムや高中正義のギターなど、そのレベルの高さに驚く。

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