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ART
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藤田嗣治展 ― 7つの情熱
Les 7 Passions de Foujita
2025年4月12日(土)からSOMPO美術館で開催中
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2025年04月16日

Les 7 Passions de Foujita
2025年4月12日(土)にSOMPO美術館で開幕しました。
展覧会開催日の前日(4/11)にプレス内覧会が開催されましたので、その模様をお伝えします。
残念ながら、藤田嗣治の作品はすべて著作権保護の対象であり、作品の写真を掲載することは出来ませんので、ぜひ、実物を観て藤田嗣治の作品の素晴らしさと情熱を感じてください。
【関連記事】 展覧会の詳細はこちら
本展は、藤田嗣治(レオナール・フジタ 1886–1968)の芸術を、7つの視点(情熱)で紹介する展覧会です。藤田研究の第一人者として知られるシルヴィー・ビュイッソン氏の監修のもと、藤田の創作源を「自己表現」「風景」「前衛」「東方と西方」「女性」「子ども」「天国と天使」という「7つの情熱」で読み解きます。
また、東郷青児、川島理一郎、海老原喜之助など、藤田と関わりの深い日本人画家9名の作品を第二部で展示し、藤田が同時代に果たした役割に迫ります。
個人所蔵を含む国内外から集められた油彩、版画、資料など、150余点で構成される展覧会です。
ギャラリートーク
本展の開催に先立ち、西脇氏からあいさつがあり、「メインポスター(緑)で6本の線が微妙に斜めに描かれているのは、本展の構成である7つの情熱を想起する意味に加え、藤田嗣治が波乱万丈の人生を歩んだこと、そして本展が王道ではなく、独自性に富んでいることを伝える意図がある」と説明がありました。

つづけて、フォラ=ジェム氏は「本展が日仏の文化の架け橋となり、フランスと日本の対話を象徴する藤田嗣治は東洋と西洋・自由という風に吹かれた絵画において独特の画風を体現した作家であり、その素晴らしい作品を多くの人に伝えたい。」と述べました。

最後に担当学芸員である小林氏から、本展は7つのテーマで構成されており、時系列的な藤田の作風の変化ではなく、テーマに沿った「縦割り」の展示となっているという説明がありました。
テーマ間で年代的な前後はあれ、それぞれのテーマ内で時代のギャップはあまり感じられませんので、それぞれのテーマに沿った作品を感じてください。

展覧会の見どころ

藤田嗣治 ― 7つの情熱Les 7 Passions de Foujita
藤田嗣治(レオナール・フジタ 1886–1968)の芸術を、7つの視点(情熱)で紹介する展覧会
会期:2025年4月12日(土)〜 6月22日(日)
会場:SOMPO美術館 〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
開館時間:10:00 〜 18:00(金曜日は20:00まで)※最終入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし、5月5日(月・祝)は開館)、5月7日
観覧料(税込):一般(26歳以上)/事前購入券1,700円、当日券1,800円
25歳以下/事前購入券1,100円、当日券1,200円 高校生以下/無料
※年齢は入場時点
※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳(ミライロIDも可)を提示のご本人とその介助者1名は無料、被爆者健康手帳を提示の方はご本人のみ無料
主催:SOMPO美術館、日本経済新聞社
特別協賛:SOMPOホールディングス
特別協力:損保ジャパン
協力:日本航空
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、新宿区、J-WAVE
企画協力:ブレーントラスト
Commissariat général:Sylvie Buisson, historienne d’art et expert de Léonard Foujita
ホームページ:https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2024/tsuguharu-foujita/
お問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)