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新シニア世代の運動の新常識 編

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2026年07月26日

頑張る運動から続ける運動へ
健康寿命を延ばす新常識

運動はきつくなければ効果がない。そんな考え方は今、大きく変わりつつあります。厚生労働省が2023年に公表した「健康づくりのための身体活動・運動ガイド」では、年齢や体力に応じて”今より少しでも多く体を動かすこと”を基本とし、新シニア世代には筋力トレーニングだけでなく、柔軟性やバランス能力を高める運動を組み合わせることが推奨されています。

年齢を重ねると筋肉量だけでなく、関節の動かしやすさや姿勢を保つ力、バランス能力も低下しやすくなります。これらが衰えると、転倒や骨折、フレイル(加齢による心身の虚弱)のリスクが高まり、日常生活にも影響を及ぼします。そのため近年は、「体を整えながら動かす」という考え方が注目されるようになりました。

また、同ガイドでは、座っている時間が長くなりすぎないよう、日常生活の中でもこまめに体を動かすことの重要性にも触れています。激しい運動を短期間だけ頑張るより、自分の体調や生活リズムに合わせ、無理なく続けること。それが健康づくりの新しい常識になっています。

健康寿命を左右する
「動ける体」とは?

健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく、自立して暮らせる期間のことです。厚生労働省によると、日本人の平均寿命と健康寿命には、男性で約8.5年、女性で約11.7年の差があります。この期間をいかに短くするかが、人生100年時代の大きな課題となっています。

健康寿命を支えるのは、筋力だけではありません。歩く、立ち上がる、階段を上る、買い物へ出かけるなどの日常の何気ない動作には、筋力に加え、柔軟性やバランス能力、関節の動かしやすさなど、様々な身体機能が関わっています。これらが低下すると転倒やフレイルのリスクが高まり、自立した生活にも影響を及ぼします。健康寿命を延ばすために大切なのは、特別な運動ではなく、日常の中で無理なく体を動かす習慣を持ち続けることです。毎日の小さな積み重ねは、「動ける体」を育み、好きな場所へ出かけたり、趣味を楽しんだり、大切な人と笑顔で過ごしたりする時間につながります。

健康寿命はただ長生きすることではなく、自分らしく人生を楽しめる時間。その時間を延ばすことこそ、これからの健康づくりで目指したいことなのです。

参考資料:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」他

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