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心身が充実する 散歩のすすめ

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コラム

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よりよく生きるヒント GOOD LIFE 総研

ウオーキングのすすめ 編

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2024年03月31日

26年間で約3倍に
高まるウオーキング志向

健康維持や生活習慣病予防、体形維持のために年齢、性別問わず効果を発揮するのがウオーキングです。30分間を目安に歩くことで有酸素性運動となり体脂肪の減少を助け肥満を解消したり、血中の中性脂肪の減少、血糖値の改善にも効果があります。道具なども不要なため誰にでも始められるという点も近年のウオーキングブームにつながっています。

笹川スポーツ財団が実施した調査によると、2022年(令和4年)時点で、週1回以上の散歩・ウオーキング実施人口は3795万人。調査を始めた1996年(平成8年)の1306万人からおよそ3倍に増えています。さらにこのデータの実施率を年代別に見てみると、2022年では60歳以上でおよそ48%、40~50歳台でおよそ34%、20~30歳台で28%という結果が。年齢を重ねるにつれウオーキングが習慣化されているようです。

ジオテクノロジーが実施した調査によると、都道府県別で1日で一番歩くのは東京都で6136歩。次いで神奈川県で5984歩。大阪府が5700歩で続く結果となりました。公共交通機関が主な移動手段である都市部の平均歩数が多くなるのが分かります。ちなみに同調査で判明した全国の1日の平均歩数は5009歩。あなたは平均より歩いていますか。

1日1万歩は歩き過ぎ!?
ウオーキングの新常識とは

かつては1日1万歩以上歩くことが健康維持に良いとされていましたが、ポーランドのウッジ医科大学と米ジョンズ・ホプキンス大学医学部の共同研究によると、早期死亡リスクを下げ始める効果は1日4000歩で得られるというのです。同研究によると1日あたり2000歩から2万歩までで1000歩増えるごとに早期死亡リスクが15%ずつ下がるといいます。

毎日継続的に4000歩以上歩くことが健康維持に必要ということですが、4000歩を成人の歩幅平均70センチメートルで距離換算すると2.8キロメートルです。時間にするとおよそ40分。これらの数字を目安に、ウオーキングルートを計画するのも面白いかもしれません。

とはいえあくまでこれらは研究やアンケート結果の数字でしかありません。1番に耳を傾けるべきは自分の体。心身共に無理のない快適な歩数とペースを探して健やかに人生を歩いていきましょう。

参考資料:厚生労働省ウェブサイト他

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