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フィロス・コレクション

ロートレック展 時をつかむ線

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2024年05月25日

『フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線』
2024年6月22日(土)から東京・新宿 SOMPO美術館にて開催されます。

世紀末フランスを代表する画家、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864年-1901年)の展覧会です。ロートレックによる紙作品の個人コレクションとしては世界最大級のフィロス・コレクションより、約240点をご紹介します。フィロス・コレクションの最大の特徴である素描作品に始まり、ポスターを中心とする版画作品、雑誌や書籍のための挿絵、ロートレックが家族や知人にあてた手紙、ロートレックの私的な写真など、画家に肉薄した作品と資料で構成する展示です。

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
Henri de Toulouse-Lautrec (1864-1901)

  • 南フランスのアルビに伯爵家の息子として生まれ、幼いころから、絵を描くことに関心を抱いていました。13歳のときに左脚を、14歳で右脚を骨折、以降下半身の成長が止まってしまい、絵画に専念するようになりました。1884年頃からパリのモンマルトルにアトリエを構え、そこに生きる歌手や芸人、娼婦たちの姿を描き、なかでも素早い描線と大胆な構図を活かしたポスターが一世を風靡しました。飲酒や放埓な生活のために肉体と精神を害し、療養の末、母の居城があったマルロメで亡くなりました。

フィロス・コレクション

ギリシャ人コレクターのベリンダとポール・フィロス夫妻が、20年以上にわたり収集しているロートレック作品の個人コレクション。総数は300点以上にのぼり、現在も増え続けています。その内容は素描を中心に紙を支持体とする作品(グラフィック)群で、版画や書籍、ポスターに関しては、状態の良いものを厳選して収集しています。すでにアメリカや中国でコレクションを紹介する展覧会が開催されていますが、日本での開催は今回が初めてとなります。

展覧会の見どころ

1. 世界最大級のコレクション、日本初上陸

ロートレックの紙作品(グラフィック)のコレクションとしては、パリのルーヴル美術館やアルビのロートレック美術館に次ぐ規模を誇るフィロス・コレクションが、日本で初めて紹介される展覧会です。ロートレックは生涯約30点のポスターを制作し、それは彼自身のみならず19世紀末芸術の代名詞ともなりました。本展では、一世を風靡したロートレックのポスターから21点が出品されます。

2. 19世紀末パリ – ほら、劇場(キャバレ)の喧騒が聞こえる。

伯爵家に生まれ、画業のためパリに出たロートレックは、1884年頃からモンマルトルにアトリエを構え、そこに生きる歌手や芸人、娼婦たちの姿を描きました。本展では大胆な構図を活かしたポスターをはじめ、豊富な関連資料を合わせて展示することで、世紀末パリの街をいろどり、時代を生きた人々の姿が浮かび上がります。

3. 時をつかむ線 – 素描、書簡、写真など、画家に肉薄した作品資料で真の姿に迫る

完成作品から日々のスケッチまで、フィロス・コレクション最大の特徴である素描約45点を紹介。ロートレックの素早い描線を間近に感じ、線の魅力を堪能することができます。また知人や肉親にあてた手紙、私的な写真などを加え、ロートレックの「真の姿」に迫ります。

主な展示作品

  • 騎手1879-81年 31.3 x 19.8㎝ ペン、インク/紙
    Cavalier, 1879-1881, Pen and ink on paper
  • マルセル・ランデール嬢の胸像1895年 59.0 x 41.0㎝ リトグラフ
    Mademoiselle Marcelle Lender, en buste, 1895, Lithograph
  • 『ラ・ルヴュ・ブランシュ』誌のためのポスター1895年 125.5 x 91.2㎝ リトグラフ
    L’Affiche pour “La Revue blanche”,1895, Lithograph
  • ディヴァン・ジャポネ1893年 80.8 x 60.8㎝ リトグラフ
    Divan Japonais, 1893, Lithograph
  • メイ・ベルフォール1895年 79.5 x 61.0㎝ リトグラフ
    May Belfort, 1895, Lithograph
  • ブイヤベース、セスコーのメニュー・カード1895年 34.8 x 22.0㎝ リトグラフ
    La Bouillabaisse, menu Sescau, 1895, Lithograph

※All images courtesy of The Firos Collection
※画像写真の無断転載を禁止します

フィロス・コレクション
ロートレック展 時をつかむ線

ロートレックによる紙作品の個人コレクションとしては世界最大級のフィロス・コレクションより、約240点をご紹介

<開催概要>

会期:2024年6月22日(土)- 9月23日(月・祝)
※本展は日時指定推奨です
会場:SOMPO 美術館 〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
休館日:月曜日(ただし 7/15, 8/12, 9/16, 9/23は開館)
開館時間:10:00 – 18:00(金曜日は20:00まで)
※最終入場は閉館30分前まで
主催:SOMPO 美術館、日本テレビ放送網
特別協賛:SOMPO ホールディングス
協賛:光村印刷
特別協力:損保ジャパン
協力:NX 日本通運、日本貨物航空
後援:新宿区
企画協力:日テレイベンツ、日本テレビサービス
ホームページ:https://www.sompo-museum.org/
お問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)

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