コラム

ART

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現地レポート

道後温泉エリアで開催中「道後アート2023」作品紹介

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2023年10月19日

「道後アート2023」現地レポート

道後アート特集の第3弾をお届けします。
第1弾「進化する地方発信の芸術祭 その土地で育てる。対話を楽しむ
第2弾「手探りからの挑戦-道後のアートプロジェクト-
道後アート特集 第2弾では、道後温泉本館からほど近くにある山澤商店を訪問し、未来へつなぐ道後まちづくり実行委員会から委員の山澤満さんと事務局を務める清水敏樹さん、広報担当の清水淳子さんに道後温泉のアートプロジェクトへの取り組みと道後への思いを伺いました。

取材を終えたあと、さっそく道後温泉の街歩きへ。
アート&クラフトをテーマに開催中の「道後アート2023」の作品を中心にご紹介します。

道後温泉駅を降りると「道後アート2023」シンボル作品が目に飛び込んできます。

アーティスト:エマニュエル・ムホー
作品タイトル:100 colors no.42
場所:道後商店街 南北路
観覧時間:常設

道後商店街から、道後温泉本館へ。
道後温泉本館:日本最古といわれる道後温泉のシンボルで、国の重要文化財にも指定されている温泉施設です。

「道後オンセナート2022」継続展示作品 ①

アーティスト:大竹伸朗
作品タイトル:熱景/NETSU-KEI
場所:道後温泉本館(愛媛県松山市道後湯之町5-6)
観覧時間:常設/展示は2023年10月末(予定)まで

空の散歩道からの景観

道後温泉別館 飛鳥乃あすかのゆ湯泉:飛鳥乃湯泉は、飛鳥時代の建築様式を取り入れた湯屋がコンセプトの「新湯」です。

飛鳥乃湯泉の中庭「ハダカヒロバ」には、写真家・映画監督の蜷川実花さんの作品が姿を表し、その壮大なスケール感に圧倒されます。多くの人が訪れ、映え写真を撮りに来る、言わずもがなの「映えスポット」です。

「道後オンセナート2022」継続展示作品 ④

アーティスト:蜷川実花
作品タイトル:道後温泉別館 飛鳥乃湯泉 中庭インスタレーション
場所:道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(愛媛県松山市道後湯之町19-22)
観覧時間:常設

「道後アート2023」の一環として、7月からは「クラフトミュージアム」という、地域産品を様々なクリエイターやアーティストの視点で再編集し、工芸の未来の形を可視化する回遊プログラムが開催されています。

  • <クラフトミュージアム>

    1)DIRECTOR’S MARKET
    工芸品や地元のものを再編集して、制作された新たな作品を、道後温泉地区の旅館やホテルのロビー空間と商店街の店舗などの一角にポップアップショップを設け展示・販売
    2)「 U.F.O. – Unidentified Fabulous Object -未確認工芸物体 」展
    日本の工芸分野から、さらに秀でた芸術性のある作品を見出して展示し、工芸の未来を見据える特別展示

配布されている「道後アート2023」のガイドマップをもって、「クラフトミュージアム」の作品を見てきました。


※ご紹介する各作品に地図上に書かれている番号を入れています。

D1

ディレクター:作原文子
作品タイトル:道後 Mountain Moring
場所:道後御湯(愛媛県松山市道後鷺谷町2-20)
販売時間:11:30〜14:30※状況に応じて変更あり

コテージでの爽やかな朝のような空間を創り出し、幸せな家族の会話が聞こえてきそうです。

U1

アーティスト:Lu Yang x 高橋直孝
作品タイトル:電磁腦神教火神
場所:道後御湯(愛媛県松山市道後鷺谷町2-20)
観覧時間:11:30〜14:30※状況に応じて変更あり

赤で囲まれた空間と作品自体の力に圧倒されます。

D2

ディレクター:篠原ともえ(株式会社 STUDEO)
作品タイトル:地球が生んだプロダクト 伊予砥
場所:ホテル古涌園 遥(愛媛県松山市道後鷺谷町1-1)
観覧時間:13:00〜20:00※状況に応じて変更あり

愛媛県(伊予国)の名産とされる砥石「伊予砥」の価値を再評価するプロジェクトです。

U2

アーティスト:久野彩子
作品タイトル:辿る
場所:ホテル古涌園 遥(愛媛県松山市道後鷺谷町1-1)
観覧時間:13:00〜20:00※状況に応じて変更あり

道後温泉地区をモチーフにしたさまざまな作品たちが静かに迎えてくれます。

久野彩子 「辿る」 ©Ayako Kuno / DOGO ART 2023

D3

ディレクター:清家未来
作品タイトル:工芸xカルチャー
場所:茶玻瑠(愛媛県松山市道後湯月町4-4)
販売時間:7:30〜22:00※状況に応じて変更あり

突然昭和に戻ったかと思わせる情景の中に、さまざまな工芸作品が散りばめられています。

U3

アーティスト:西中千人
作品タイトル:煌 キラ
場所:茶玻瑠(愛媛県松山市道後湯月町4-4)
観覧時間:7:30〜22:00※状況に応じて変更あり

茶玻瑠の端正な佇まいのロビーにマッチした荘厳な作品です。

西中千人 「煌 キラ」 ©Yukito Nishinaka / DOGO ART 2023

D4

ディレクター:大竹彩子/大竹笙子
作品タイトル:土産屋 SS
場所:伊織本店(愛媛県松山市道後湯之町20-21 道後商店街アーケード内)
販売時間:9:00〜21:00※状況に応じて変更あり

カラフルでにぎやかな作品は伊織本店の雰囲気にとても馴染んでいました。

U4

アーティスト:Phannapast Taychamaythakool x 伊予水引金封協同組合
作品タイトル:わたしは、わたしの道をゆく
場所:伊織本店(愛媛県松山市道後湯之町20-21 道後商店街アーケード内)
観覧時間:9:00〜21:00※状況に応じて変更あり

伊織本店の一番奥のレトロな空間の中に、ひと際目立つ作品が展示されています。

D5

アーティスト:京森康平
作品タイトル:flowing Yugami
場所:大和屋本店(愛媛県松山市道後湯之町20-8)
観覧時間:11:00〜15:00※状況に応じて変更あり

今回宿泊させていただいた大和屋本店の入り口の真正面に悠然と作品が待ち構えています。

「道後オンセナート2022」継続展示作品 ②

アーティスト:尾野光子
作品タイトル:本館で遊ぶAR「WARM UP DOGO」
      :どこでも笑顔で遊ぶAR「ONESEN SMILE」
場所:振鷺亭(愛媛県松山市道後湯月町甲1656-1)
観覧時間:常設

道後温泉本館にスマートフォンをかざすとおもしろい AR 画像を撮ることができますよ。

どこでも笑顔で遊ぶAR「WARM UP DOGO」・本館で遊ぶAR「WARM UP DOGO」

「道後オンセナート2022」継続展示作品 ③

③ アーティスト:隅川雄二
作品タイトル:道後温泉五如団子(ごしきだんご) 
場所:振鷺亭(愛媛県松山市道後湯月町甲1656-1)
観覧時間:常設

道後温泉本館の東側広場にある東屋で、あるがままの道後温泉を5色の団子に例えた、5つの作品の総称です。撮影パネルと使い、実際に入浴しているような記念撮影ができます。

「道後オンセナート2022」継続展示作品 ④

④ アーティスト:TIDE
作品タイトル: Mural #1
場所:寿美屋(愛媛県松山市道後湯之町14-27)
観覧時間:常設

道後商店街の途中ににある店舗の壁面に、突如現れる TIDE の作品。映えスポットの一つです。

「道後オンセナート2022」継続展示作品 ⑥

作品:Window for Kanchenjunga
場所:道後温泉駅前の3行庫 窓面
・伊予銀行 道後支店(愛媛県松山市道後湯之町2-11)
・愛媛銀行 道後支店(愛媛県松山市道後湯之町2-15)
・愛媛信用金庫 道後支店(愛媛県松山市道後湯之町3-10)
観覧時間:常設

駅前の喧騒の中、静かに行き交う人々を見つめているようです。

「道後オンセナート2022」継続展示作品 ⑦

作品:上人坂
場所:上人坂(愛媛県松山市道後湯月町 上人坂)
観覧時間:常設

山澤商店の目の前から宝厳寺に続くゆるい傾斜の坂道、それが上人坂。静かな佇まいの中に作品が5点展示されています。

※展示内容は、2023年8月取材当時の情報です。

まとめ

3回にわたって特集した地方のアートプロジェクト「道後アート2023」は、いかがでしたか?
都心部では、美術館による企画展などが楽しめるほか、様々なイベントが開催されています。一方で、街全体を展示場であるかのように楽しむことができるのは、地方で開催されるアートイベントの特徴です。

日経REVIVE Web版では、今後も地方とアートをひとつのテーマとして、アートの楽しみ方をご紹介していきたいと思います。