コラム

ART

posted by 日経REVIVE

印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵

posted by 日経REVIVE

2024年06月11日

『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』
Frontiers of Impressionism: Paintings from the Worcester Art Museum
2024年7月6日(土)から東京・八王子市 東京富士美術館にて開催されます。
読者プレゼントのご案内

日経REVIVE読者 5組10名様 に
『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』のご招待券をプレゼント!
展覧会チケットに応募する

第1回印象派展から150周年を記念して開催する本展は、西洋美術の伝統を覆した印象派の革新性とその広がり、とりわけアメリカ各地で展開した印象派の諸相に注目します。 ほとんどが初来日となるウスター美術館(アメリカ・ボストン近郊)のコレクションを中心に、日本でもよく知られるモネ、ルノワールなどフランスの印象派に加え、ドイツや北欧の作家、国際的に活動したサージェント、さらにはアメリカの印象派を代表するハッサムらの作品が一堂に会します。

展示構成

第⼀章 伝統への挑戦 Challenging Tradition

第⼀章では、レアリスムとロマン主義が交錯する時代に、真実の姿に迫りつつもときに理想化されて描かれた⾵景画の台頭を、ヨーロッパとアメリカの主要な画家たちの作品によって紹介します。⾵景画は⾃分の住む地域への誇りを表現するジャンルになると同時に、前世紀までのアカデミックなヒエラルキーを再編し、19 世紀後半から20世紀初頭にかけての前衛的な美術運動の先駆けとなりました。

<<主な出品作品>>

  • ジャン=バティスト=カミーユ・コロー
    《ヴィル=ダヴレーの牧歌的な場所―池畔の釣り⼈》
    1865-70年 油彩、カンヴァス 56 × 71.6cm
    ウスター美術館
  • トマス・コール
    《アルノ川の眺望、フィレンツェ近郊》
    1837年 油彩、カンヴァス 84.5 × 135.3cm
    ウスター美術館
第⼆章 パリと印象派の画家たち Paris and the Impressionists

印象派につらなる画家たちには、パリ中⼼部に住む者もいれば、都会から少し離れた、⾃然に触れることのできる⽥舎町を好む者もいました。モネは当初アルジャントゥイユ、のちにジヴェルニーに住み、シスレーはフォンテーヌブローの森近くのモレ=シュル=ロワンに住みました。鉄道網の拡⼤により、こうした郊外に住みながら、すぐにパリに⾏けるようになりました。パリには美術館、ギャラリー、アトリエ、カフェ、美術学校などがあり、展覧会も開かれ、志を同じくする芸術家たちが集まり、そしてまたヨーロッパ各国やアメリカからもこの時代の新しい芸術を探究する者たちが集ってきました。

<<主な出品作品>>

  • チャイルド・ハッサム
    《花摘み、フランス式庭園にて》
    1888年 油彩、カンヴァス 71.1 × 55.1cm
    ウスター美術館
  • クロード・モネ
    《睡蓮》
    1908 年 油彩、カンヴァス 94.8 × 89.9cm
    ウスター美術館
  • ベルト・モリゾ
    《テラスにて》
    1874 年 油彩、カンヴァス 45 × 54cm
    東京富⼠美術館
  • カミーユ・ピサロ
    《ディエップの船渠デュケーヌとベリニー、曇り》
    1883年 油彩、カンヴァス 54.3 × 65.5cm
    ウスター美術館
第三章 国際的な広がり Impressionist Networks

パリは20 世紀においても芸術の中⼼地であり続け、留学した画家たちは新しい絵画の技法を取り⼊れて帰国していきました。彼らは印象派のスタイルを⾃らの芸術に取り込み、より粗い筆触や明るい⾊彩、現代的な主題を取り⼊れて新たな芸術の中⼼地を形成し始めました。この過程で、印象派の主題の幅が広がり、ネットワークを通じて印象派の影響は、世界に広がっていきました。

<<主な出品作品>>

  • アンデシュ・レオナード・ソーン
    《オパール》
    1891 年 油彩、カンヴァス 100.3 × 69.5cm
    ウスター美術館
  • ジョン・シンガー・サージェント
    《キャサリン・チェイス・プラット》
    1890 年 油彩、カンヴァス 64.5 × 70.6cm
    ウスター美術館
第四章 アメリカの印象派 American Impressionism

1880 年代半ばに、アメリカの画商や収集家の間でヨーロッパの印象派が⼈気となり、多くのアメリカ⼈画家がヨーロッパで学び、明るい⾊彩を取り⼊れるようになりました。19 世紀末から20 世紀初頭にかけて、アメリカの画家たちは独⾃の印象派の解釈をし、その影響がアメリカ全⼟に広がっていきました。ウィリアム・メリット・チェイスやチャイルド・ハッサムは印象派を広めるために活動し、アメリカの画家たちはフランスの印象派に忠実な者もいれば、アメリカらしいテーマを取り⼊れたり、独⾃の技法を加えたりして、個々の表現⽅法を⽣み出していきました。

<<主な出品作品>>

  • チャイルド・ハッサム
    《コロンバス⼤通り、⾬の⽇》
    1885年 油彩、カンヴァス 65.4 × 74.9cm
    ウスター美術館
  • チャイルド・ハッサム
    《シルフズ・ロック、アップルドア島》
    1907年 油彩、カンヴァス 63.5 × 76.2cm
    ウスター美術館
第五章 まだ⾒ぬ景⾊を求めて New Directions and Frontier Lands

印象派の後、ポスト印象派画家たちは、より抽象的で内⾯的な表現に焦点を当て始めました。特に、ドイツの画家たちは、印象派のスタイルを取り⼊れつつ、表現主義の初期芸術家たちと協⼒し、感情や⼼理を作品に表現し始めました。また、アメリカでは、印象派から影響を受けた画家たちが、トーナリズムと呼ばれる新しいスタイルを模索し、情感豊かな⾵景を描くことで⼈々に精神的な安らぎを提供しました。印象派の画家たちは、さまざまな⾵景を捉え、技法と主題の両⾯で探究精神を持ち、持ち運び可能な画材や⼾外制作によってどんな困難な環境にも適応できることを⽰しました。

<<主な出品作品>>

  • フランク・ウェストン・ベンソン
    《ナタリー》
    1917 年 油彩、カンヴァス 76.2 × 63.5cm
    ウスター美術館
  • デウィット・パーシャル
    《ハーミット・クリーク・キャニオン》
    1910-16年 油彩、カンヴァス 114.3 × 127cm
    ウスター美術館

※画像写真の無断転載を禁止します

ウスター美術館について

アメリカ・マサチューセッツ州第2 の都市ウスターにある美術館。1896 年に設⽴され、1898 年に開館しました。古代エジプト、古代ギリシャ・ローマの美術から、ヨーロッパやアメリカの絵画・彫刻、世界各地の現代美術まで、およそ40,000 点のコレクションを所蔵しています。2013 年には約2,000 点の武具武器からなるジョン・ウッドマン・ヒギンズ・コレクションが加わりました。幅広いコレクションを活かした展覧会やさまざまな教育プログラムを実施し、多様な来館者にアートに触れる機会を提供しつづけています。

印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵

アメリカ・ボストン近郊に位置するウスター美術館の印象派コレクションを中心に、これまで日本で紹介される機会の少なかった、知られざるアメリカ印象派の魅力に触れていただく貴重な機会となります。

<開催概要>

会期:2024年7月6日(土)- 9月29日(日)
会場:東京富士美術館 〒192-0016 東京都⼋王⼦市⾕野町492-1
休館日:毎週⽉曜⽇、7⽉16⽇(⽕)、8⽉13⽇(⽕)、9⽉17⽇(⽕)、9⽉24⽇(⽕)
(7⽉15⽇、8⽉12⽇、9⽉16⽇、9⽉23⽇は開館)
開館時間:10:00 – 17:00(16:30 受付終了)
主催:東京富⼠美術館、⽇本テレビ放送網
後援:アメリカ⼤使館、⼋王⼦市、⼋王⼦市教育委員会
協賛:光村印刷
協力:NX 日本通運
ホームページ:https://www.fujibi.or.jp/exhibitions/1202407061/
お問合せ:042-691-4511

読者プレゼントのご案内

日経REVIVE読者 5組10名様 に『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』の招待券をプレゼント!

展覧会チケットプレゼントへのご応募はこちらから