西洋絵画の400年

posted by 日経REVIVE

2024年05月27日

ティントレット、ヴァン・ダイクからモネ、ルノワール、シャガールまで
2024年7月26日（金）から静岡・静岡市美術館にて
『珠玉の東京富士美術館コレクション西洋絵画の400年』展が開催されます。

1983年に東京都八王子市に開館した東京富士美術館は、国内外で制作された幅広い時代の絵画・版画・彫刻・写真・陶磁器等を約3万点収蔵しています。とくにその西洋絵画コレクションは、16世紀のイタリア・ルネサンスから20世紀の近現代美術までを網羅し、国内屈指の充実度を誇ります。本展では同館の所蔵品から選りすぐられた80点余の西洋絵画を展覧します。

西洋では伝統的に神話画や宗教画が高尚な絵画ジャンルとして重視されましたが、近代になると斬新な絵画主題の開拓や、造形表現そのものの革新へと画家たちの関心が移っていきました。モネ、ルノワール、ゴッホ、シャガールといった人気画家のほか、ティントレット、ヴァン・ダイク、クロード・ロランら古典的巨匠（オールド・マスター）の名画を通して、西洋絵画400年の歴史をご堪能ください。

展覧会の見どころ

I. 絵画の「ジャンル」と「ランク付け」

アントニー・ヴァン・ダイク《ベッドフォード伯爵夫人アン・カーの肖像》1639年　油彩・カンヴァス
ノエル゠ニコラ・コワペル《ヴィーナスの誕生》1732年頃　油彩・カンヴァス

ジャック゠ルイ・ダヴィッドの工房《サン＝ベルナール峠を越えるボナパルト》1805年　油彩・カンヴァス

II. 激動の近現代 – 「決まり事」の無い世界

ピエール゠オーギュスト・ルノワール《赤い服の女》1892年頃　油彩・カンヴァス
マリー・ローランサン《二人の女》20世紀前半　油彩・カンヴァス

アメデオ・モディリアーニ《ポール・アレクサンドル博士》1909年　油彩・カンヴァス
キスリング《花》1929年　油彩・カンヴァス

珠玉の東京富士美術館コレクション西洋絵画の400年

16世紀のイタリア・ルネサンスから20世紀の近現代美術までを網羅する東京富士美術館の西洋絵画コレクションから選りすぐられた80点余の西洋絵画を展覧

＜開催概要＞

会期：2024年7月26日（金）- 9月23日（月・祝）
会場：静岡市美術館
〒420-0852 静岡県静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3階
休館日：毎週月曜日※ただし祝日の場合は開館、翌火曜日は休館。8月13日（火）は臨時開館。
開館時間：10:00 – 19:00（展示室への入場は閉館の30分前まで）
主催：静岡市、静岡市美術館指定管理者（公財）静岡市文化振興財団、静岡新聞社・静岡放送
後援：静岡市教育委員会、静岡県教育委員会
特別協賛：清水銀行
協力：NTYニット美術センター
ホームページ：静岡市美術館西洋絵画の400年
お問合せ：054-273-1515(代表)