3 2022

都心から1時間
海と山に囲まれた文化都市

|鎌倉|

カバー特集

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鶴田真由さんと気持ちのいい鎌倉へ

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2022年2月27日

日経REVIVE 2022年3月号カバー特集 鎌倉 鶴田真由さん表紙

文化と歴史が交差する
新しい風が吹く街、鎌倉

鎌倉と東京の2拠点生活を送る女優の鶴田真由さん。
2つの街を行き来することで改めて気づいたという地元、鎌倉の魅力を聞きました。
「古都なのに新しい風が吹いているんです」
そう語る鶴田さんと、日々更新される鎌倉の文化と歴史の新たな一面をたどるお散歩へ出かけました。

鎌倉で生まれ育ちました

NAVIGATOR

鶴田真由

つるた・まゆ女優。神奈川県鎌倉市生まれ。1988年にテレビドラマ「あぶない少年Ⅱ」で女優デビュー。 以降、多くのドラマ、映画、舞台に出演し活躍。1996年には「きけ、わだつみの声」で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。近年は旅番組やドキュメンタリー番組への出演も 多い。現在は鎌倉市国際観光親善大使に在任中。

撮影/長野陽一 編集・取材/澤村 恵 ヘアメーク/面下伸一(FACCIA)
スタイリスト/平井律子 アートディレクション/本多康規(Cumu)

海と山に囲まれ穏やかな空気が流れる鎌倉。その歴史をたどると武家政権の礎となった鎌倉時代の中心の街であり、新たな歴史をつくった革命の地。目には見えないパワーを感じられる街です。そんな鎌倉で生まれ育った鶴田さん。

「今年の大河ドラマでも描かれていますが、鎌倉って歴史が変わり、また新たな歴史がつくられた場所。ものすごいエネルギーが集まっていたと思うんですけど、それが今も息づいているというか。歴史ある古都なのに新しい風が吹いているんですよね。そんな空気感に引き寄せられるように集まり暮らす人たちがいて。マイペースで自由に心地よく暮らす個性豊かな人がいるというのも鎌倉の魅力の一つです」

鎌倉というと神社仏閣が点在する街というイメージが強いですが、アートなど文化の発信地でもあり、唯一無二の世界が広がっています。

「鎌倉は都心から1時間とアクセスも良く、個人的にはこれから〝キーになる地方〞なんじゃないかと思っています。ここでやることが何か新しい風を吹かすきっかけになるのではと思っていますし、そうでありたいと願っています。その一つにルートカルチャーという鎌倉出身・在住のアーティストやクリエイターによるジャンル横断型の文化活動を発信しているNPO団体があって、私も演劇などで参加しています。地域間交流も盛んで地方で公演もしました。これらの活動が広がって文化の循環につながればいいな」

日経REVIVE 2022年3月号カバー特集 鎌倉 鶴田真由さん2

「喫茶あまからは愛犬のお散歩帰りに立ち寄って、おやつタイムを過ごすホッとできる場所。パラダイス アレイは鎌倉のアートカルチャーのハブのような存在。オーナーの淳平君のもとには個性豊かな人が集まってきて新しい何かが生まれています。もちろん、パンもおいしくよく買いに行きます。
東慶寺は大地の力や生態系の循環を再生させるために広い庭に手を入れられて今、とっても気持ちのいい空気が流れています。整った見せるための庭ではなく、大地本来の姿が戻ってきた感じ。歴史ある場所も、新しい店も日々更新されている。鎌倉の面白いところですね」

  • 日経REVIVE 2022年3月号カバー特集 鎌倉 鶴田真由さん3
  • 「庭仕事を終えた後や愛犬の散歩帰りにふらりと立ち寄ってお茶休憩。全国から届くこだわりの食材を使ったおやつや食事はどれもおいしいんです。オーナーとも仲良しで、大好きなお味噌を取り寄せてもらったりとお世話になっています」と鶴田さん。バスクチーズケーキ880円、コーヒー550円(全て税込み)。日経REVIVE 2022年3月号カバー特集 鎌倉

鎌倉の海や山から聞こえる
自然の音を聞きながら過ごすのが好きです

日経REVIVE 2022年3月号カバー特集 鎌倉 鶴田真由さん4
「幼い頃から当たり前にあった神社やお寺。大人になって改めてガイドブックを買って鎌倉の神社仏閣巡りをしましたが、円覚寺も建長寺もこんなに大きかったかな、などと新たな発見がありました」

日経REVIVE 2022年3月号カバー特集 鎌倉2

東京との2拠点生活を始めて改めて感じる故郷鎌倉への思いとは?

「いろんな意味で東京は緊張感がある街。一方鎌倉に帰ってくると、みんな緩やかに自分のペースで生きているなって感じるんです。それってどういうことなのかと考えたら、鎌倉の土地が持っている温度や空気感がそうさせるんだなって思ったんです。私は大学卒業まで鎌倉で暮らしていて、鎌倉にいたときには分からなかったのですが、一度鎌倉を離れて戻ってきてみると、ああ、私はこの土地に育ててもらったんだな、という感覚が生まれたんです。
30代でヨガや瞑想(めいそう)を始めたのですが、鎌倉は禅の街で通じるものがあるな、とか。何気なく過ごしていた幼い頃の環境が今の自分にとても影響していると感じています」

  • 日経REVIVE 2022年3月号カバー特集 鎌倉3
  • 日経REVIVE 2022年3月号カバー特集 鎌倉4

生まれ育った街へ帰り
新しいことを始めてみる

コロナ禍をきっかけに、鎌倉をはじめ、地方への移住者が増えています。

「東京に一極集中するより分散する方が、心にも体にもいいと思うんです。東京はコンパクトに物やことが集まっていて便利だけれど、どこか疲れているように感じることも。私自身も鎌倉に帰ってくるとリセットされる感覚がありますし、育ててもらった土地に戻るって今の時代だからこそいい気もします。生まれ育った地元に帰って何か新しいことを始めてみるのもいいんじゃないでしょうか。それって愛情や感謝の気持ちがあるからこそできることだと思います。そうすればもっと笑顔が増えて日本は元気になるんじゃないかなぁ」

年齢関係なくフィーリング重視
鎌倉ならではの人とのつながり

日経REVIVE 2022年3月号カバー特集 鎌倉 鶴田真由さん4

  • 日経REVIVE 2022年3月号カバー特集 鎌倉5
  • 「レンバイ(鎌倉市農協連即売所)にはお野菜を買いによく行きますね。15年来の友人である淳平君がオーナーのパラダイス アレイにも立ち寄ります。どれもおいしいけれど、クリームチーズの入ったあんぱんがお気に入りです」と鶴田さん。オーナーの奥様と話し込む姿も鎌倉時間の日常あるあるだとか。

日経REVIVE 2022年3月号カバー特集 鎌倉 鶴田真由さん5

鶴田真由さん出演映画「やがて海へと届く」

©2022映画「やがて海へと届く」製作委員会

ある日突然姿を消してしまう主人公のすみれ。
5年たった今もすみれの不在を受け入れられない親友の真奈がもう一度すみれと向き合うために、彼女が最後に旅した地へと向かう。いとおしくて切ない12年にわたる2人の物語。鶴田さんはすみれの母親役を熱演。2022年4月1日(金)から全国ロードショー。

この記事は、2022年2月28日発行の日経REVIVE3月号に掲載された内容です。

取材裏話

3月号「鎌倉」鶴田真由さん

鎌倉というと鎌倉時代に建立されたお寺が多いイメージですが、撮影日は平日にもかかわらず由比ガ浜にはサーファーが数多くいました。店主こだわりの喫茶店やパン屋さん……。東京とは違う、ゆるやかな時の流れを実感します。鶴田さんは「鎌倉という土地に育ててもらった」そして都会に暮らす人へのちょっとしたアドバイス「いつかは実家に帰って暮らしてみては?」とも。
そういえば勤務先のすぐ近くには鎌倉橋があります。こちらは鎌倉の材木を江戸城に運ぶ時の荷揚げの場所だったとか。毎日通っていますがそういう鎌倉つながりだったとは。

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