6 2022

第2の人生のスタート地にも 移住者急増の注目エリア

|湘南|

文化

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湘南移住編

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2022年05月29日

コロナ禍で見直される住環境
相次ぐ東京脱出、その先は

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、この数年で住環境に大きな変化があった。テレワークが浸透したことで、人口が東京一極集中から分散し始めているのだ。総務省が発表した2021年の住民基本台帳の人口移動報告(外国人を含む)によると、東京23区の転出者数が転入者数を上回るという結果になった。現在の算出方法になった14年以降では初のことだそうだ。

人口密集を避ける「東京脱出」が増える中、転出先として注目されているのが湘南エリアだ。車、電車共に都心から1時間程度の距離で無理なく通勤できることや、海と山がある自然豊かな沿岸部の風土の良さが見直され、湘南ブランドの価値が上がっている。

湘南の中心都市といわれる藤沢市を例に見てみると、市全体の転入者数はコロナ前の18年は1万9998人だったが、21年には2万1470人に増えている。さらに21年には転入超過が4554人となり全国で8位となった。転入超過が多いのは働き盛りの30、40代に限った話ではなく、65歳以上のシニア層にもあてはまる。すべての世代に暮らしやすい土地として認知されつつあるのだ。

年々高まる土地の価値
新シニアにおすすめの場所

湘南移住の理由の一つに家賃相場が東京23区に比べると安いことが挙げられる。だが、最近は湘南ブランドの価値上昇も相まって主要駅周辺の土地価格は右肩上がり。JRと京急線が走り、高速道路のインターチェンジもあり交通の便がいい逗子市を例に見ると、土地取引の平均相場は前年比で80%以上急騰。その背景には物件数不足がある。一極集中が湘南でも起こり始めている。

湘南とひと口に言ってもそのエリアは意外と広い。「湯河原から三浦までの相模湾沿岸を湘南と呼ぶ」と神奈川県が定義しているのだ。藤沢、茅ケ崎、鎌倉、葉山などエリアごとに風土は異なりそれぞれに魅力がある。土地相場急騰でも、湘南移住を現実のものに、また充実したものにしてくれる注目のエリアが二宮町だ。JR東海道線二宮駅があり、都内まではおよそ1時間とアクセスは他と変わらないながら、グッと雰囲気は落ち着き、のどかな風景が広がる。ここ数年でしゃれた店も少しずつ増えている。東京でON、二宮ではOFF。第2の人生、デュアルライフという選択も面白い。

参考文献:政府統計の総合窓口(e-Stat)ウェブサイト、土地代データウェブサイト

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