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【企画展】ルーヴル美術館展 ルネサンス

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2026年06月26日

レオナルド・ダ・ヴィンチ《女性の肖像》、誤って付された別称《美しきフェロニエール》
1490‒1497年頃 パリ、ルーヴル美術館
© GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Michel Urtado
ルーヴル美術館展 ルネサンス
2026年9月9日(水)から国立新美術館にて開催されます。

展覧会概要

 15世紀から16世紀にかけてヨーロッパ各地で隆盛を極めたルネサンス美術。本展はルーヴル美術館の膨大なコレクションから選び抜かれた50点余りの作品を通して、この豊かで複雑な芸術動向の本質をなす、いくつかの特徴に光を当てています。
 ルネサンス期の人々は、キリスト教が広まる前の、人間の主体性がより重視された古代ギリシア・ローマの文化に、再び価値を見いだしました。このたび初来日するレオナルド・ダ・ヴィンチの《女性の肖像》、通称《美しきフェロニエール》は、人間の個性への関心が高まった時代であるルネサンスの肖像芸術の傑作です。レオナルドは、人物の外見の特徴をとらえるだけでなく、その内面に潜む複雑な感情を描き出すという難問に挑み続けた芸術家でした。
 本展では、まさにルネサンスを象徴する人であるレオナルド・ダ・ヴィンチから導き出した4つのテーマ‒旅、技法の革新と洗練、古代へのまなざし、肖像芸術の隆盛‒に基づいて、絵画から彫刻、版画、素描、工芸まで、多彩な作品を紹介します。ルネサンス美術の真髄に触れる貴重な機会となるでしょう。

展覧会のみどころ

1. レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作《美しきフェロニエール》、日本初公開!
レオナルド・ダ・ヴィンチの真筆とされる絵画作品はわずか15点ほどしか現存せず、ルーヴル美術館には5点が所蔵されています。そのなかから1974年に《モナ・リザ》が来日し、大きなニュースとなりました。
それから52年。長い時を経てこのたび、同館が誇るレオナルドの傑作《女性の肖像》、通称《美しきフェロニエール》が初来日を果たします。
本展では最新の研究動向を踏まえながら、多くの人々を魅了するこの名作が生まれた背景や表現上の特徴に光を当てています。
2. ルネサンスを代表する巨匠たちの作品も必見
ボッティチェリ、ティツィアーノ、デューラー、クラーナハ、エル・グレコなど、ルネサンスを代表する巨匠たちの作品が来日します。
3. 多彩な技法が育まれた、ルネサンスならではの表現に注目
さまざまな技法が飛躍的な発展を遂げたルネサンス期。木版画や銅版画、ブロンズ彫刻、メダル、陶器、タペストリーなど、多彩な技法が織りなす、魅力的な表現の数々をお楽しみください。

展示構成

I. 旅

 本展が対象とする15世紀から16世紀にかけてのルネサンス期は、ヨーロッパの人々が「旅」を通じて既知のものとは異なる世界を発見していった時代でした。商業、交易、外交、戦争、キリスト教の布教、名所旧跡巡り—旅の動機は様々でしたが、人と物の活発な往来は国や都市に経済発展と異文化交流をもたらし、ルネサンス文化を大きく開花させる動力となりました。

ヴェネツィアの画家 《ヴェネツィア共和国の使節団を迎えるダマスクス総督》
1511年頃 パリ、ルーヴル美術館
Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Gabriel De Carvalho / distributed by AMF-DNPartcom

アルブレヒト・デューラー 《サイ》
1515年(初版) パリ、ルーヴル美術館
Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Michel Urtado / distributed by AMF-DNPartcom

ヤン・ファン・スコーレル 《32歳の男性の肖像》
1521年 パリ、ルーヴル美術館
Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Gabriel De Carvalho /distributed by AMF-DNPartcom

エル・グレコ 《アントニオ・デ・コバルビアス・イ・レイバ(1524 ‒1602年)の肖像》
1597-1600年頃 パリ、ルーヴル美術館
Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Mathieu Rabeau /distributed by AMF-DNPartcom

南ネーデルラント(?) 《田園の合奏》
16世紀第1四半期 パリ、ルーヴル美術館
Photo © Musée du Louvre, Dist. GrandPalaisRmn / Philippe Fuzeau / distributed by AMF-DNPartcom
II. 技法の革新と洗練

ルネサンスの芸術の展開は、技法の革新と表裏一体でした。ヨーロッパ北部では、油彩技法の発明に加えて、時計製造と版画芸術にも技術革新が起こりました。15世紀にぜんまいが開発されたことで、機械装置の小型化が可能になり、携帯できる懐中時計が作られるようになります。版画芸術では、15 世紀半ばにドイツで確立された活版印刷術が、木版画の新たな流行をもたらしました。同じくドイツで誕生し、ヨーロッパに広まった銅版画は、絵画や彫刻の複製に用いられるだけでなく、木版画とともに、自立した一つの芸術形式とみなされるようになりました。

マルカントニオ・ライモンディ、ラファエロ・サンツィオの原作に基づく《パリスの審判》
1513-1518年頃 パリ、ルーヴル美術館
Photo © Musée du Louvre, Dist. GrandPalaisRmn / Angèle Dequier / distributed by AMF-DNPartcom

ピエール・クルテ 《中央に突起のある丸皿「大地と海」》
1568年 パリ、ルーヴル美術館
Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Sylvie Chan-Liat / distributed by AMF-DNPartcom

フランス、おそらくパリ 《「田園風陶法」による楕円水盤》
1600-1650年 パリ、ルーヴル美術館
Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Martine Beck-Coppola / distributed by AMF-DNPartcom
III. 古代へのまなざし

ルネサンスにおける古代復興、すなわち古代ギリシア・ローマの文化を規範として再評価する動きは人文学の分野で始まり、次第に芸術にも広まりました。人文主義者たちは古代の重要文献の写本を研究し、それらに注釈をつけたものを出版しました。なかでも、視覚芸術の展開に大きな役割を果たした著作の一つが、古代ローマの詩人オウィディウスの『変身物語』です。ギリシア・ローマ神話の様々な物語を集めたこのラテン語の叙事詩は、ルネサンス期に様々な言語に翻訳され、各国で出版されました。芸術家たちは、こうした古代神話のテキストと、それらに添えられた版画挿絵も着想源にしながら、人間味あふれる古代の神々の物語場面を絵画や彫刻に表現しました。

ジェルマン・ピロンの工房 《シャルル9世の騎馬像》
1570-1574年頃 パリ、ルーヴル美術館
Photo © Musée du Louvre, Dist. GrandPalaisRmn / Pierre Philibert / distributed by AMF-DNPartcom

サンドロ・ボッティチェリ 《5人の天使に囲まれる聖母子》
1470年頃 パリ、ルーヴル美術館
Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Gabriel De Carvalho / distributed by AMF-DNPartcom

ルカス・クラーナハ(父) 《三美神》
1531年 パリ、ルーヴル美術館
Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Mathieu Rabeau / distributed by AMF-DNPartcom
IV. 肖像芸術の隆盛

中世と同様にルネサンス期においても、キリスト教の信仰は人々の日常生活の拠り所でした。しかし、神が創造した世界のなかに、意志を有する人間の存在をどう位置づけるべきか、人文主義者たちが考察を深めるにつれて、身体的にも内面的にも固有の特性を備えた「個人」という概念が形作られていきます。ルネサンス期に伝記や回想録、旅行記といった著作が格段に増加した現象は、この時代の個人に対するまなざしの変容をよく物語っています。

バロンチェッリの肖像の画家 《ジャコモ・ディ・ジョヴァンニ・ダントニオ・ロイアーニの肖像(?)》
1498-1499年頃 パリ、ルーヴル美術館
Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Thierry Le Mage / distributed by AMF-DNPartcom

バッチョ・バンディネッリに帰属 《ミケランジェロの肖像》
1522年頃 パリ、ルーヴル美術館
Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Stéphane Maréchalle / distributed by AMF-DNPartcom

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 《フランソワ1世の肖像》
1538年頃 パリ、ルーヴル美術館
Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Philippe Fuzeau / distributed by AMF-DNPartcom

ロンバルディアの画家 《女性の肖像》、通称《美しきフェロニエール》
1500 ‒1512年頃 パリ、ルーヴル美術館
Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Franck Raux / distributed by AMF-DNPartcom

ジャン・クリストフォロ・ロマーノ、本名ジャン・クリストフォロ・ガンティ 《ベアトリーチェ・デステ》
1490-1491年頃 パリ、ルーヴル美術館
Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Stéphane Maréchalle / distributed by AMF-DNPartcom

レオナルド・ダ・ヴィンチ《女性の肖像》、誤って付された別称《美しきフェロニエール》
1490-1497年頃 パリ、ルーヴル美術館
© GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Michel Urtado

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ルーヴル美術館展 ルネサンス

レオナルド・ダ・ヴィンチ《女性の肖像》、誤って付された別称《美しきフェロニエール》
1490-1497年頃 パリ、ルーヴル美術館
© GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Michel Urtado

<開催概要>

会期:2026年9月9日(水) – 12月13日(日)
会場: 国立新美術館 企画展示室1E 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
開館時間:10:00~18:00(毎週金曜・土曜は20:00まで)入館は閉館の30分前まで
休館日: 毎週火曜日 ※ただし、9月22日(火・祝)、11月3日(火・祝)、12月8日(火)は開館、11月4日(水)は休館
主催:国立新美術館、ルーヴル美術館、日本テレビ放送網、読売新聞社、BS日テレ
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
特別協賛:野村證券
協賛:光村印刷、竹中工務店、ヴァシュロン・コンスタンタン、日本郵政
協力:日本航空、エールフランス航空、KLMオランダ航空、日本貨物航空、日本通運、TOKYO FM、日テレイベンツ
企画協力:NTVヨーロッパ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/louvre2026/
お問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)