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アート特集
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明治 38 年創業 東洋古美術商
古代王朝、荘厳と輝き
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2021年09月26日
中国鑑賞陶磁を主に取り扱う「繭山龍泉堂」では、中国古代の青銅器や文物も専門としています。
このたび、繭山龍泉堂に併設する「RYUSENDO GALLERY」のグランドオープンを記念して、最古の古代王朝の一つである「殷(商)」の作品による展覧会を開催いたします。
殷の文物として真っ先に想起されるのは、甲骨文と青銅器だと思われますが、どちらも一般には「明るい」イメージは希薄で、特に青銅器にいたっては、緑色に錆びた奇怪な造形のもの、という印象が強いように思われます。
しかし実際には、殷王朝は太陽神を祭る王朝で、そのエネルギーの象徴として作られたのが青銅器でした。したがって青銅器は、製作された当初は金色、もっと言ってしまえば太陽色を呈していたと考えられます。
そういった視点で殷の遺物を観察していくと、これまでとは違った古代王朝の世界が瑞々しく広がっていくのではないでしょうか。
本展がそんな一助になればと心から願う次第です。美術に興味のある多くの方々のご来場をお待ちしています。
■会期:10月29日(金)〜11月7日(日)
■場所:RYUSENDO GALLERY
店舗情報は、2021年9月26日発行の日経REVIVE10月号掲載当時の情報です。
繭山龍泉堂(まゆやまりゅうせんどう)