2 2021

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この街の今、昔

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今こそ振り返りたい、あの頃のトーキョー
この街の今、昔

インテリアのトレンド編

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2021年01月31日

インテリアのトレンド編- 今こそ振り返りたい、あの頃のトーキョーこの街の今、昔

思い出作りの工夫が生んだトレンド「おうち〇〇」

 さまざまな方面に新型コロナウイルス感染拡大の影響がおよんでいるが、インテリアも例外ではない。生活者の暮らしの実例写真を共有するSNS(交流サイト)「ルームクリップ」のトレンド分析によると、2020年に最も注目されたインテリアキーワードの1位は「おうち〇〇」。ひと手間かけた料理やお菓子作りを自宅で楽しむ「おうちカフェ」を筆頭に、室内にテントを張ってアウトドア気分を味わう「おうちキャンプ」、屋台メニューや縁日の出し物を再現する「おうち夏祭り」といった写真が多く投稿された。出かけにくい日々の中、家族でよい思い出を作っていこう、という前向きなパワーが感じられる。

リモートワークを背景に急増するチェア需要

 内閣府が2020年6月に発表した「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」によると、全国でテレワークを経験した人の割合は34.6%にものぼる。そこで高まりを見せたのが快適に仕事をするための自宅向けオフィス家具需要。中でも顕著なのがワークチェアを購入する動きだ。

 例えば「コクヨ」のECモールサイトで、回転椅子の2020年1〜11月の売上は前年同期の約4倍に。今後も在宅勤務が続くことを見越してか、背もたれ調整や姿勢サポートといった高機能の高価格帯商品も売上全体の2割近くを占める。また、ゲームを職業や趣味とするゲーマー御用達の「ゲーミングチェア」も売上が好調。座ったままで長時間のプレーを支える座面形状の工夫が、リモートワークで疲れない椅子を求めるニーズに合致したのだ。現在も「アマゾン」のホームオフィス家具売れ筋ランキングで上位に入っている。

空間も使い分ける時代?バーチャル背景が人気

 すっかり市民権を得た感のあるテレビ会議だが、「自宅を見られるのがイヤ」という声も。そこで活躍するのが「ズーム」など主要サービスで使えるバーチャル背景。おしゃれな室内空間の写真を自由にダウンロードできる「イケア」から、名作アニメの世界に入れる「スタジオジブリ」といった個性派まで、テレビ会議映えする背景素材を多くの会社がリリースしている。なごやかに話したい会議では「となりのトトロ」の世界につないでみる、といった空間の使い分けもできるというわけだ。

参考文献: RoomClip Award 2020、FASHIONSNAP.COM、ECのミカタ、新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査(内閣府)、MONO TRENDY モノ・フラッシュ、IKEA、スタジオジブリ(全てWEB)

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